2010.09.29
「 絶対、さわらんで ! 」
基礎練習の最後は登り棒。 一人一人順番に登ります

は登り棒は得意ではありません。 身体が大きくて、自分の体重を引き上げるだけ
の腕力が少し足らないのです。

登り棒の高さは3、3m。 ●ちゃん、なんとか中程まで登りました。 残りは
1m程、苦しそうだったので、私は●ちゃんの足を下から支え、手助けをしました。
すると、●ちゃん、
「 さわらんで ! 」

どうやら、一人で登り切るつもりです


「 おっ、そうか。 頑張るなぁー 」

と私、支えていた手を離しました。

●ちゃん、天辺を目指して、渾身の力で登って行きます。 しかし、残り15㎝で
力尽きて下りてきました

「 ダメじゃーん。 あと少しだったのに- 」

●ちゃん、苦笑い。
でも、私の補助を断ってチャレンジしたからか ? 悔し満足顔。


次の番は●ちゃんです。
「 絶対、さわらんで ! 」

●ちゃんの頑張りに刺激を受けたみたいです。 自信満々でスイスイと天辺まで。
「 おっ、速いなぁ 」

●ちゃん、エッヘン顔で下りてきました。




次は●ちゃんの番、またまた
「 絶対、さわらんで ! 」

「 わかった、わかった 」

子ども達の意欲に目を細める私。 宣言したのに、途中であきらめて、あっさり
下りてきた●ちゃん。
「 あれ ? ダメじゃーん 」

●ちゃん、えへへー顔 。 調子が良いときは天辺までいけるのに、今日は力が
入らなかったみたいです。



最後の●ちゃんも
「 絶対、さわらんで ! 」

女の子ですが、天辺までスイスイ登って行って、ちっとも下りてきません。
まるで、お猿さんだー



* 私が子どもの頃は、登り棒登りは得意な子が多かったのですが、
今日では、スポーツを愛好しているのに、まったく登れない
子が沢山いるそうです

お猿さん的運動は、人間が運動するときの下支え的役目を
持っています


足をケガした ! 年老いて足腰が弱った !
最後にものをいうのは腕力だと私は思います。
子どもの頃に 「 お猿さん的運動能力を高めておくことは、
生涯にわたる財産を得ること 」 といっても過言ではないでしょう






装飾者 サキ
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